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編集長インタビュー

マルタニ(山形市)社長 長谷川 吉之介さん

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長谷川 吉之介(はせがわ・きちのすけ) 紅花商人の流れを汲む谷長谷川家6代目当主・長谷川憲治氏の長男として1974年(昭和49年)に大阪府門真市で生まれ、8カ月後に山形市に移り住む。山大附属小・中学校から同志社香里高(大阪府寝屋川市)に進み、同志社大経済学部卒業後、実家の電気機械器具卸のマルタニへ。常務、専務を経て2019年社長就任。48歳。

長谷川家の7代目当主
   否応なく自覚させられますね

――栄華を極めた、あの紅花商人の末裔!

紅花商人の末裔

 「紅花商人は江戸時代末期、山形に集められた紅花を最上川から日本海を経て上方に運ぶことで財を成しました。最大の紅花商人として知られるのが長谷川家で、本家は十日町のマルタニ(山形市)社長 長谷川 吉之介さん長谷川家になります」
 「私どもマルタニ(山形市)社長 長谷川 吉之介さん長谷川家は分家に当たります。マルタニ(山形市)社長 長谷川 吉之介さん長谷川家の始祖の吉郎治には息子が3人いて、長男が本家を継ぎ、次男がマルタニ(山形市)社長 長谷川 吉之介さん長谷川家を、私どもの初代に当たる3男の吉内がマルタニ(山形市)社長 長谷川 吉之介さん長谷川家を興したと」
――マルタニ(山形市)社長 長谷川 吉之介さんマルタニ(山形市)社長 長谷川 吉之介さんマルタニ(山形市)社長 長谷川 吉之介さんで長谷川になるわけですね。
 「兄弟で協力しながら親の事業を発展させていったと聞いてます。マルタニ(山形市)社長 長谷川 吉之介さん長谷川家の3代目は家業を拡大し、後に山形銀行の前身と合併した山形商業銀行の頭取に。4代目も山形商銀頭取、5代目もマルタニを創業したほか、現在のきらやか銀行の前身の殖産銀行の頭取を務めました」
――ボクは昔、父君で6代目の憲治さんには随分とお世話になって…。
 「父は殖産銀頭取やきらやか銀頭取を務めた後、現在は、自殺防止に向け悩める人からの電話相談に応じる社会福祉法人『山形いのちの電話』の理事長をしています」
――確か、山形銀の長谷川吉茂頭取はマルタニ(山形市)社長 長谷川 吉之介さん長谷川家だよね。

経済発展の一翼担う

 「マルタニ(山形市)社長 長谷川 吉之介さん長谷川家のルーツもマルタニ(山形市)社長 長谷川 吉之介さん長谷川家で、私どもマルタニ(山形市)社長 長谷川 吉之介さん長谷川家とは深い関りがあったと聞いています。いずれにせよ、紅花商人の流れを汲む長谷川家が山形の経済発展に関わってきたと感じています」
――で、あなたがマルタニ(山形市)社長 長谷川 吉之介さん長谷川家の7代目になると。
 「否応なく自覚させられますね(苦笑)。最近入会したロータリークラブでも、『会員卓話』で普通なら自社の業務についてお話しするところ、私の場合は長谷川家の歴史をリクエストされて」

「紅の蔵」の大家さん

――ところでマルタニ(山形市)社長 長谷川 吉之介さん長谷川家は代々、今の「山形まるごと館」のところにあったんでしょ?
 「そうです」
――つまり「紅の蔵」の大家さん!
 「山形市にお貸ししているので、そういうことになりますね」
――それ、市民の大半が知らないと思うな(苦笑)
 「ですかね(笑)」

新分野にも挑戦

――いちおう、最後にマルタニのことも聞いておかないと(苦笑)
 「社長を拝命して3年目。鋳造設備をメインに扱う地道な商いの会社ですが、新しいことにもどんどん挑戦していきたい。現在は厨房機器やキッチンカーなど新分野の取り扱いを拡大中です」
――頑張って下さい。

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