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陰茎の長さ

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 アメリカとイタリアの共同研究チームが今年、勃起時における男性の陰茎の長さが約30年前に比べ24%も伸びているという驚愕のデータを明らかにしました!

約30年間の推移を調査

 陰茎の長さは陰茎の先端から恥骨までで測ります。研究を行ったのは米スタンフォード大学や伊サンラファエル病院などのチームで、1942年から2021年までに報告された陰茎の長さに関する75の研究論文(対象5万5761人)を集計して算出しました。
 その結果、陰茎の長さの平均は平常時で8・7センチ、勃起時で13.93センチと推定されました。

勃起時は24%の伸び!

 平常時の陰茎の長さは1980年代8.16センチ、90年代11.0センチ、2000年代8.3センチ、10年代8.72センチと規則性は認められませんでした。
 これに対し、勃起時の陰茎の長さは1990年代13.12センチ、2000年代13.56センチ、10年代14.55センチと増加しています。
 そして、これらの結果をメタ分析したところ、地域、年齢、集団の違いはあるものの、勃起時の陰茎の長さは1992年の最初の調査の12.27センチから15.23センチへと、29年間で24%増加していることが分かりました。

ライフスタイルが影響?

 平常時の長さは、気温など環境の変化や加齢に伴う弾力性の低下などの影響を受けやすいのに対し、勃起時はこれらの影響を比較的受けにくいため、統計学的に差が生じたのではないかとも考えられます。
 その一方で、環境汚染物質の曝露による内分泌機能の変化や、座位時間の増加などのライフスタイルの変化の関与を指摘する向きもあります。

アジアは11.74センチ

 ちなみに今回の分析で勃起時における陰茎の長さは、オセアニア15.71センチ、アフリカ14.88センチ、北米14.58センチ、南米14.5センチ、欧州14.12センチ、アジア11.74センチでした。

山形徳洲会病院院長

笹川 五十次(ささがわ いそじ)

1982年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業、86年同大学大学院修了後、ハワイ州立大学医学部を経て、04年に山形徳洲会病院副院長、08年から現職。日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医、日本透析医学会認定透析専門医、日本腎臓学会認定腎臓専門医。

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