マックスバリュ東北 村山地区の3店閉鎖へ/5月末~6月末 店舗老朽化で

2016年3月11日
 青森、秋田、岩手、山形の東北4県で食品スーパーを展開しているマックスバリュ東北(秋田市、内田和明社長)が、山形県村山地区の3店舗を5月末から6月末にかけて閉鎖することが明らかになった。やまコミの取材に対し同社では事実関係を認め、店舗の老朽化や今後の売上高の伸びが見込めないことを閉鎖の理由に挙げている。
マックスバリュ東北 村山地区の3店閉鎖へ/5月末~6月末 店舗老朽化で

 閉鎖する3店は「マックスバリュ村山店」「同河北店」「同東根温泉店」。閉鎖時期は村山店が5月末、河北店と東根温泉店は6月末で、テナントや地権者などには契約解除を通知済み。
 村山店の開業は1996年で、建物面積は3960平方メートル。河北店は開業91年、面積2230平方メートル、東根温泉店は開業2000年、面積1690平方メートル。
 閉鎖後の店舗跡には後継テナントを誘致する方針だが、東北中央自動車道の建設に伴い駐車場スペースを削減された村山店は解体も視野に入れている模様。
 今回の3店閉鎖について同社では「築16~25年が経過して店舗の老朽化が目立ってきた。周辺に競合店も増え、店舗に投資しても回収が容易に見込めそうにない」と理由を明かしている。
 マックスバリュ東北の16年2月期は3期ぶりに最終黒字に転換、17年2月期も最終黒字を見込んでいる。県内店舗は現在26。直近では山形市南三番町に新規出店を予定している。