ようこ先生のごきげんライフのすすめ/たんぱく質(下)

2013年1月25日
 私たちの身体はコラーゲンや筋肉、細胞などの構造たんぱく質で構成されており、体重の約16%はたんぱく質です。
ようこ先生のごきげんライフのすすめ/たんぱく質(下)

生きていけるのも…

 それだけではありません。酵素、酸素を運ぶヘモグロビン、ホルモン、抗体や血液凝固タンパク、筋肉を収縮させるアクチンやミオシンなどもたんぱく質。私たちが生きていけるのはたんぱく質のおかげといっても過言ではありません。
 
新旧交替が必要

 ただ、体内のたんぱく質には寿命があって、通常は1日に約200グラムのたんぱく質を分解し、同量の新しいたんぱく質を合成しています。
 分解されたたんぱく質の60グラムは排泄されてしまい、リサイクルした140グラムと食事からの摂取分を合わせて新たに合成するたんぱく質の材料にします。この分解と合成という新旧入れ替えが正しいサイクルで営まれていれば健康を維持できるのです。
 
みずみずしい赤ちゃん

 ところで、体内でたんぱく質を合成するにはアミノ酸とアミノ酸をつなげていきますが、1カ所つなぐごとに水分子が1つできます。成長のためにたんぱく合成が盛んな赤ちゃんは水分子がたくさんできるのであんなにみずみずしいのです。
 
不足すると…

 一方、病気やたんぱく質の摂取不足のためにたんぱく質の分解が合成を上回るような状況では十分な水分子ができず、血管内脱水になって血液がドロドロ状態になる恐れがあります。たんぱく質は糖質や脂質と異なり、余った分を蓄えておくことができないので毎日十分なたんぱく質を摂取することが健康の決め手になります。
 長寿双子の妹ぎんさんの娘さんたちのように、毎日たんぱく源の魚と肉を食べるようにしたいものです。


ようこ先生のごきげんライフのすすめ/たんぱく質(下)
院長 深瀬 洋子
プロフィール
(ふかせ・ようこ) 1984年山形大学医学部卒業、山形大学大学院医学研究科修了。医学博士。山形大学第二内科、山形県結核成人病予防協会、東北中央病院勤務を経て2009年9月「十日町ようこクリニック」開業。内科学会総合内科専門医、日本消化器病学会専門医など。