山形の保存会 天保そばで大熊町を激励
2012年3月23日
原発事故で避難生活を続ける福島県大熊町の住民を励まそうと、「山形天保のそば保存会」のメンバー12人がいわき市の仮設住宅を訪れ、天保そば約400食を振舞った=写真。

天保そばのルーツは大熊町で、1998年に旧家の天井裏から天保の大飢饉の際に食べられたとされるそばの実が発見されたことが始まり。山形市のそば職人らで構成する「保存会」が昔ながらの栽培法で発芽に成功、県内で栽培を続けている。
同会の鈴木邦昭会長(そば惣右ェ門店主)は「もともとは大熊町の人たちのために先祖が残した保存食だったはず。幻の天保そばを食べて元気を出してもらいたい」と語っていた。
同会の鈴木邦昭会長(そば惣右ェ門店主)は「もともとは大熊町の人たちのために先祖が残した保存食だったはず。幻の天保そばを食べて元気を出してもらいたい」と語っていた。