今、全国で話題の一冊「こころを見つめたいあなたへ」/小松信明さん(山形市)刊行

2011年1月28日
 山形市長町1の小松医院理事長で診療内科医の小松信明さん(74)が刊行した「こころを見つめたいあなたへ」(角川学芸出版)が全国で話題を呼んでいる。うつ病、摂食障害、自傷行為など心の病を抱える患者への実際の診療例を紹介した一冊で、母と子の絆、子育ての大切さも訴えている。
今、全国で話題の一冊「こころを見つめたいあなたへ」/小松信明さん(山形市)刊行

 開業して40年という小松さんは診療現場の主流である投薬治療に頼らず、患者1人に対して最低20分から1時間のカウンセリングを1〜2年続ける手法をとる。こうした豊富な診療経験から「心の病を持つ患者の多くは幼少期の母親との関係が尾を引いている」と指摘する。
 本書では20の診療例を紹介しながら、母親の無関心や過度の干渉が子どもの心に悪影響を及ぼし、子どもの病気を治すには母親の心の問題を解決する必要があると強調している。
 本の帯には聖路加国際病院理事長・名誉会長の日野原重明さんが「ベテラン医師からのよい指導書として推薦します」と記している。

*   小松信明さん
   小松信明さん
小松医院 TEL 023-684-1360
●ホームページ●  http://komatsu-kokoro.com/