<荒井幸博のシネマつれづれ> シネマ100選

2010年11月12日
 やまコミの100号到達、ご同慶の至りです。100号にちなみ私の好きな映画100本を挙げてみましょう。
<荒井幸博のシネマつれづれ> シネマ100選

中学〜高校時代に覚醒(かくせい)

 まず中学時代に友人とグループ交際デートで観た「小さな恋のメロディ」 「ある愛の詩」 「ゴッドファーザー」で映画に目覚める。高校に入って「ゴッドファーザーPARTⅡ」でロバート・デ・ニーロを発見、「タクシー・ドライバー」 「ディア・ハンター」 「レイジング・ブル」とデ・ニーロの魅力にハマった。「ゴッドファーザー」で音楽を担当したニーノ・ロータに魅かれ「ロミオとジュリエット」にも涙。
 「スティング」で感銘を受けたジョージ・ロイ・ヒル監督には「明日に向かって撃て!」で再会。この作品で主役を演じたポール・ニューマン「タワーリング・インフェルノ」、ロバート・レッドフォード「追憶」に驚愕(きょうがく)する。スティーブ・マックイーン主演の「パピヨン」 「大脱走」も高校時代に観た忘れられない作品。

大学時代も映画三昧

 大学時代に“翔んでる女”の流行語が生まれる。ジェーン・フォンダ主演「帰郷」、マーシャ・メイスン「グッバイ・ガール」、ダイアン・キートン「ミスター・グッドバーを探して」、ジル・クレイバーグ「結婚しない女」、ジーナ・ローランズ「グロリア」、ベッド・ミドラー「ローズ」…。
 
100本選定は無理

 大学時代はルーカス、スピルバーグ作品にも熱中。そしてこの2人に影響を与えた黒澤明監督「羅生門」「生きる」「七人の侍」などの作品群。往年の邦画は宝の山で、小津安二郎、溝口健二、木下恵介、成瀬巳喜男、市川崑、マキノ雅弘…。40〜60年代前半の日本映画だけで優に100本を越えてしまう。
 
ベスト「風とともに〜」

 このほか「カサブランカ」 「市民ケーン」 「第三の男」 「ローマの休日」 「エデンの東」などなど、100本を選ぶのは到底無理な話でした。これらの中で「風と共に去りぬ」は10代前半から20回以上観た私のベスト1です。


<荒井幸博のシネマつれづれ> シネマ100選
荒井幸博(あらい・ゆきひろ)

1957年、山形市生まれ。シネマ・パーソナリティーとして数多くの地元メディアで活躍、映画ファンのすそ野拡大に奮闘中。