シベール メセナアワード受賞/2年後に新施設も計画

2009年10月9日
 洋菓子・パン製造のシベール(山形市)が優れた企業メセナ(文化支援事業)を顕彰するメセナアワード2009の「文舞」両道賞を受賞した。昨年9月に蔵王松ヶ丘の本社敷地内にオープンさせた「シベールアリーナ&遅筆堂文庫山形館」での文化・芸術活動が評価された。
シベール メセナアワード受賞/2年後に新施設も計画
 3階建ての施設は中央の階段を登ると2階が吹き抜けのエントランスになっており、左が525人収容のアリーナ、右が川西町出身の井上ひさし氏の蔵書3万冊をそろえた遅筆堂文庫という構成。
 アリーナではこれまで井上氏が主宰する「こまつ座」の演劇や山形交響楽団のコンサート、井上氏や大江健三郎氏、山田洋次氏らの講演、県内小学生の卓球大会など多彩なイベントを催しているほか、遅筆堂文庫は一般に無料開放している。
シベール メセナアワード受賞/2年後に新施設も計画
 同社の熊谷眞一社長は「いつかはもらえると思っていた」と茶目っ気を交えて受賞の喜びを表す一方、再来年5月5日のオープンを目指して「母と子に贈る井上ひさし未来館」を併設する計画を明らかにした。「母と子、それに井上氏は日本の宝。2つの宝を融合させることで山形から未来を発信していきたい」(熊谷社長)という。