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編集長インタビュー

山形経済新聞 編集長 大城 誠司 さん

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大城 誠司(おおき・せいじ) 1973年(昭和48年)上山市生まれ。山形中央高から山形大教育学部に進み、卒業後の97年山形銀行入行。米沢支店、県庁支店、酒田支店での勤務を経て2005年に同行退職、山形市内のCM・テレビ番組制作会社へ。07年に独立して広告代理店のエーディーバンクを起業。本業のかたわら14年10月「みんなの経済新聞ネットワーク」(本部・東京)に加盟、15年1月から「山形版」の記事を配信している。41歳。

地元の魅力発信を狙い“創刊”
   悪戦苦闘ながらも充実の日々

――「みんなの経済新聞ネットワーク」って?

「みん経」各地で創刊

 「2000年に東京の広告制作会社がウェブ上に開設した『シブヤ経済新聞』が始まりです。その後『ヨコハマ経済新聞』『六本木経済新聞』と首都圏周辺に広がり、さらには地方や海外でも各都市名を冠につけた『○○経済新聞』が続々と“創刊”されてます」
 「現在のエリアは国内99、海外10。必ずしも大都市ばかりでなく、『隠岐(おき)経済新聞』(島根県)、『石垣経済新聞』(沖縄県)といった超ローカル版もあったり」
 「運営するのは各地のウェブ制作会社や編集プロダクション、NPOなど様々ですが、地域に密着した話題を発掘してウェブ上に掲載、全国や世界に発信することで地域を元気にするという編集方針は共通です」
――山形版は何人で?

面白いネタを探して

 「ぼくを入れて編集未経験者が3人で。みんなで本業の合間に取材、執筆し、新しい記事を1日1本掲載するのをノルマにしてます」
――ほとんど同業のボクがこんなこと聞くのはなんだけど、記事ってどうやって拾ってくるの?
 「基本は街を歩いて面白いと思ったことを記事にしてます。あと個人のブログやフェイスブックをヒントにしたり」
――でも1日1本ってキツくない?
 「キツいっすよお(苦笑)。どこの加盟社も最初は記事の発掘に苦労してるみたいで」

目先の利益は追わず

――採算的には?
 「本部が集めた広告料がページ閲覧数(ページビュー=PV)に応じて分配されますが、知名度がなくてPVはまだまだ。地元の広告もゼロで、今は完全に持ち出しですね。というか、この仕事、当面は利益が出ないと思う(苦笑)」
――それでもやる理由は奈辺(なへん)にありや。
 「長い目でみて本業にプラスになればいいっていう考えと、やっぱり地元のことをもっと知りたい、地元の魅力を伝えたいという思いでしょうね。変わってる?銀行を辞める時にもさんざん言われました(笑)」

手ごたえ感じる時も

 「だけど記事が話題を呼んだ時はホントに嬉しい。山形の謎の食べ物『すっぽこ』の特集、知事がかぶったサクランボの帽子『さくらんぼーし』が発売されるという記事はそれぞれ4000PV、1万PVを記録、手応えを感じましたね」 
――やまコミ、読んでくれたりしてる?
 「もちろん。地域情報なんか凄いと思います」
――こう見えて一応、プロですから(苦笑)

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