アイフレイル

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　10月10日は毎年恒例の目の愛護デー。今年のスローガンは「守ろう目の健康、防ごうアイフレイル」です。

健康と要介護の中間

　フレイルとは加齢によって体の様々な機能が低下することで、健康障害に陥りやすい状態を指します。いわば〝健康〟と〝要介護状態〟との中間的な位置づけで、フレイルを予防し、要介護にならないようにすることで健康寿命を延ばすことが目指されています。
　アイフレイルは加齢によって目の働きが低下した状態です。

恐ろしい病気も

　加齢に伴う変化には機能的変化と構造的変化があります。前者には調節力低下やコントラスト感度低下など見え方の質に影響するもの、涙の分泌低下などドライアイの原因になるものがあります。
　後者には白内障の原因になる水晶体混濁（こんだく）、緑内障の原因になる網膜神経細胞減少などがあります。つまり恐ろしい目の病気が潜んでいる可能性があるわけです。

自覚症状があれば

　次に挙げるような症状に思い当たる人は要注意です。〇最近、目が疲れやすい〇夕方になると見えにくい〇眼鏡をかけてもよく見えない〇まぶしく感じやすい〇段差を危ないと感じたことがある〇信号や道路標識を見落としたことがある〇新聞や本、スマホなどを以前ほど長時間見ることができなくなった――。
　これらの自覚症状があればアイフレイルかもしれません。お近くの眼科医に相談することをお勧めします。