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編集長インタビュー

パワーエイジング(山形市) 社長 中沢 智治さん

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中沢 智治(なかざわ・ともはる) 1974年(昭和49年)埼玉県入間市生まれ。東京国際大(川越市)商学部卒業後、首都圏の大手スポーツジムでトレーナーとしてのスキルを磨く。2008年に独立、現在はフィットネスコンサルタント業のほか、「日本最高齢のフィットネスインストラクター」として知られる瀧島未香(タキミカ)さんのパーソナルトレーナーを務める。14年に奥さんの出身地・山形市に拠点を移し、高齢者からでも始められる〝タキミカ体操〟の普及に向け全国を奔走している。20年、「トレーナー・インストラクター・オブ・ザ・イヤー」最優秀賞。48歳。

「もう歳だから…」と諦めず
  運動で老化を防ぎましょう!

――あのタキミカさんの〝生みの親〟が山形市に!

タキミカ専属トレーナー

 「現在91歳のタキミカさんは、65歳までは普通の専業主婦でした。それが家族から『最近、太った?』と言われたのをきっかけに私が勤めていたジムにおみえになり、トレーニングを重ねるうちにフィットネスの魅力にハマっていかれたと」
 「その後、私はパーソナルトレーナーとして独立しますが、最初の顧客がタキミカさん。『独立って、お客さんは?』『いないなら私が第1号になってあげる』と言ってくれて。嬉しかったです。私が34歳、タキミカさんが79歳の時でした」
――ふ~ん。
 「それからタキミカさんとは二人三脚。彼女から『お腹を引き締めたい』『お尻をキュッと上げたい』といった要望を聞き、それに沿ったトレーニングメニューを提示する。その繰り返しで彼女の身体はどんどん引き締まっていって」
――で、87歳でインストラクターになられたと。
 「その過程で私も大きな刺激を受けました。母親よりも年上のタキミカさんが楽しんでトレーニングに励み、まったく老いを感じさせない」
 「世の中には『もう歳だから』と諦めている人が多いけど、健康寿命を延ばすためにもフィットネスは重要だと」

講演などで全国行脚

――65歳のボクも諦めてる1人で…(苦笑)
 「年齢はただの数字であって、加齢イコール老化じゃない。タキミカさんのように絶対に諦めず運動を続ければ老化は防げるはずです。それを広く伝えたくて、講演会やレッスンで全国を回ってます」
――タキミカさん、今やマスコミの寵児で。

マスコミの寵児に

 「新聞や週刊誌のほか、テレビ朝日『徹子の部屋』、日本テレビ『スッキリ』、TBS『噂の!東京マガジン』などで取り上げていただいて」
――山形市に拠点を移したのは?
 「自前のジムを持たずに全国を飛び回るなら首都圏にいる必要はなく、3人の子育てのことを考えれば妻の実家が近い山形市にお世話になろうかなと。特にここ3年はコロナでリモートでの活動が増えていて、ハンデはまったく感じませんね」

県内初の講演会

――山形、いいところでしょ。
 「青果物が本当に美味しいですね。特にキュウリ」
――キュウリ?(苦笑)
 「あと皆さん、心優しい人が多いですね」
――1月22日、やまぎん県民ホールで講演会が。
 「講演会は全国で開催していますが、県内では初。多くの皆様方の御参加を期待しています」

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