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宮脇書店(高松市) 来年1月、天童店を閉店/跡地にアオキが進出へ

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 全国最大級の書籍チェーン、宮脇書店(高松市)は来年1月14日に天童市北久野本の「天童店」を閉店する。売り上げの伸び悩みが理由で、同店の県内店舗は山形市成沢西の「成沢店」、米沢市春日の「イオン米沢店」の2店になる。天童店跡にはドラッグストア大手のクスリのアオキ(石川県白山市)が進出する見通し。

 宮脇書店は北海道から沖縄まで約230店を展開する大手書籍チェーンで、「本なら何でもそろう」がキャッチフレーズ。県内初出店となる天童店がオープンしたのは1998年で、運営は山形トヨタ自動車(山形市)子会社のティーワイ開発(同)が担い、土地と建物も同社が保有していた。

 当初は売り場面積約1000平方メートル、駐車場スペース105台分の郊外型大型店という特徴を生かして売り上げを伸ばしたが、ここ数年は人口の減少や活字離れ、ネット通販大手のアマゾンの台頭や電子書籍の普及などもあり、売り上げは伸び悩んでいたという。

 ティーワイ開発では「ポイントカードを利用いただいていたお客様には迷惑をおかけするが、営業を続ける成沢店を利用して欲しい」と話している。イオン米沢店は宮脇書店の直営で、ポイントカードが異なるという。

 関係者によれば、閉店後は店舗を改装し、アオキに賃借する方向で交渉が進んでいる。実現すれば市内のアオキの店舗は中里の「中里店」に続く2店目になる。

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