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原油高 県内に影響広がる/景気回復の兆しに水

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 原油高の影響が県内に広がっている。ガソリンや灯油の値上がりが家計を直撃しているほか、重油、LPガスなどを使うハウス農家、タクシー業界などはコストアップで青息吐息の状態。新型コロナウイルスの感染が落ち着きに向かっているさなかだけに、各業界からは「回復の兆しに水を差された」との声も聞かれる。

原油高 県内に影響広がる/景気回復の兆しに水

 県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は11月13日時点で1リットル当たり173.8円で、前週比0.4円値下がりしたものの、水準としては7年ぶりの高値圏。山形市内のスタンドに給油に訪れた市内在住の男性(75)は「あまりの高値に驚いた。年金生活者にとっては痛い」とため息をつく。
 石油販売会社が消費者団体に納入する灯油価格も、9月末のスタート時の1リットル99円が現在は110円に。もともとスタート時が昨年を24円上回っていただけに家計には厳しい冬になっている。
 重油を大量に使うのがハウス農家。寒河江市の中村バラ園では「工業製品と違いコストが上がっても栽培は休めない。肥料や梱包材も値上がりしていてダブルパンチを受けている」(中村和裕社長)という。
 タクシー業界も燃料のLPガスの値上がりに悲鳴をあげている。八千代交通(山形市)は「客足が戻りつつあっただけに燃料高は打撃。冬は社内ヒーターも使うのに…」(石川卓磨取締役)と思案投げ首だ。

原油高 県内に影響広がる/景気回復の兆しに水

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