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県内企業の女性管理職 初の2ケタ10.9%/帝国データ調べ

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 帝国データバンク山形支店が県内企業約300社を対象に実施した調査で、管理職に占める女性の割合が平均で10.9%となり、2013年の調査開始以来初めて2ケタになったことが分かった。政府目標の30%にはほど遠いが、30%超の企業も10.6%と過去最高だった。

県内企業の女性管理職 初の2ケタ10.9%/帝国データ調べ

 調査は23年7月に実施、132社から回答を得た(回答率43%)。自社の管理職(課長相当以上)に占める女性の割合は、「30%以上」が10.6%、「20%以上30%未満」が11.4%、「10%以上20%未満」が6.8%、「10%未満」が22.7%、「管理職の全員が男性」は47.0%だった。平均の10.9%は22年比3.0ポイントの上昇。
 女性管理職割合の平均を規模別にみると、「小規模企業」15.2%で最も高く、「中小企業」は11.7%、「大企業」は5.6%で、規模が小さいほど女性管理職割合が高いことが分かった。
 業種別では「小売(17.7%)」、「サービス(16.2%)」、「製造(12.1%)」、「農・琳・水産(12.0%)」の順で、「建設」は低水準にとどまっている。
 30%超の10.6%は22年比2.1ポイントの上昇で、1割を初めて上回った。

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