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致道博物館 展覧会「日本刀物語」/全国の名刀31点がズラリ

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 日本刀の魅力に迫る展覧会「日本刀物語~変遷と魅力~」が、鶴岡市の致道博物館で開かれている。同館所蔵の重要文化財で、オンラインゲーム「刀剣乱舞―ONLINE」のキャラクターにもなっている「短刀 銘 吉光(よしみつ)(名物信濃藤四郎(しなの とうしろう))」もお目見えする。

 展示しているのはこのほか、江戸時代に「三作」と称された栗田口藤四郎吉光(あわたぐちとうし ろうよしみつ)、相州正宗(そうしゅうまさむね)、越中郷義弘(えっちゅうごうのよしひろ)の3人の刀匠の作品や、怨霊(おんりょう)が宿ることで知られる妖刀「袖ノ雪(そでのゆき)」、庄内藩で起きた仇討事件の際に使われた刀など31点。時代や地域ごとの特徴なども紹介する。
 同館学芸員の本間豊さんは「かつて名刀を所持することは権力の象徴だった。日本刀はなぜ人々を引きつけるのか、その魅力の一端に触れてほしい」と話している。
 11月5日まで。「刀剣乱舞」とコラボし、記念グッズの販売や、抹茶処「閑雎堂(かんしょどう)」で期間限定メニューを提供(土日祝日のみ)。入館料は一般800円、高大生400円、小中生300円。問い合わせは0235-22-1199。

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