ジェイアイ(南陽市) 社長 石黒 るり子さん

2016年11月11日
石黒 るり子(いしぐろ・るりこ) 1957年(昭和32年)上山市の川口観光果樹園の長女として生まれる。山形西高を経て山大教育学部(現在の地域教育文化学部)卒業後、小学校教員に。25歳で燃料商ダイニ(現ジェイアイ)創業者・石黒次郎氏の長男と結婚、2女の母として専業主婦を務めた後、95年に常務としてダイニ入社、2012年に社長就任。ジェイアイは県内と福島でコインランドリー「るんるん」を展開、店舗数は25で県内最多。59歳。
ジェイアイ(南陽市) 社長 石黒 るり子さん

主婦層に人気のコインランドリー
  この先も伸びていくと思います

――コインランドリーを始めたきっかけって?
 
店舗数で県内最大手

 「もともとLPガスを扱っていたので、地方のそういうところに首都圏の洗濯機メーカーから売り込みがあるのね。コインランドリーってほら、LPガスを使うでしょ。それで副業で始めたのが最初。今から15年前ね」
 「うちは自社ブランド『るんるん』を立ち上げましたが、当時すでに全国展開の『しゃぼん』『ホワイトピア』が県内に進出していて、違いを出そうと立地を厳選したり、清潔さやメンテナンスを特に重視したり。そのあたりが支持をいただいた理由でしょうか」
 「店舗網は内陸部全域。ダントツ?参入業者は増えていますが、2番手が10店舗未満ですから最大手ということになるんですかね。当面の目標は30店です」
――1店出すのにどれぐらいかかるんですか?
 「建物ともろもろの設備で約2000万円。それに洗濯機や乾燥機の導入に1500万円ぐらい。今の流行(はやり)で、うちも導入を進めてる洗濯乾燥機なんて1台260万円もするんですよ」

働く主婦層に人気

――コインランドリーもイメチェンしてるようで。
 「昔は銭湯の近くだったり、ビジネスホテルの中だったりで、どちらかといえば男性が使うイメージでしたよね。今では圧倒的に女性、特に働きに出てる主婦層が多い」
 「容量が限られてる家の洗濯機だと何度も回さなきゃだし、家を空けてると外に干しづらいといった声もよく聞きます」

上手に使うコツも

――ボクも試しに使ってみたんだけど、けっこう高くない?(苦笑)
 「洗濯機にどれぐらい入れたの?」
――2~3キロかなあ。
 「それじゃ高くなるわよ(笑)。あのね、洗濯機には腕1本入る空間さえあれば目いっぱい入れていいの。達人なんか、車の後部座席に満載した汚れた衣類を1台の洗濯機に入れて1000円で済ませちゃうんだから」
 「正直なところ、主婦の感覚で私も最初は少し高いかなと感じた。だけど大切な時間には替えられないし、家庭用の洗濯機や洗濯乾燥機の仕上がりに満足できないっていう人が増えてるのよね」

今が1番充実

――いろんな人生を歩んで来られて。
 「教員はやりがいもあったけど、子育てとの2足のワラジを履(は)くのは難しかった。専業主婦は向いてなかったし、今が1番充実してますね」
――同い年だからお互い来年60歳だけど、この先どうする?(苦笑)
 「私は働けるまで働きたい。だって毎日が楽しいんだもん(笑)」