山形市に初の道の駅 来年12月 「やまがた蔵王」/現地で安全祈願祭

2022年10月28日
 山形市と国が表蔵王で整備する「道の駅やまがた蔵王」(仮称)の着工に向け、このほど安全祈願祭が現地で行われた。整備費用は約13億7800万円で、道の駅が誕生するのは山形市では初めて。来年10月末の完成、12月のオープンを予定している。
山形市に初の道の駅 来年12月 「やまがた蔵王」/現地で安全祈願祭

 場所は民間企業の山形県観光物産会館(山形市)が運営する商業施設「ぐっと山形」の隣接地約2万平方メートル。整備は設計、工事、運営をまとめて一つの事業者に発注してコストを抑えるDBO方式を採用、県観光物産会館を代表とする企業グループが事業者になる。
 建物は鉄骨2階建てで、延床面積は2500平方メートル。各種イベントを行う多目的ホールや、伝統工芸品を展示する情報発信スペースなどを備える予定。ぐっと山形とは連絡通路を設けて一体感を打ち出すため、飲食・物販スペースは最小限にとどめるという。

山形市に初の道の駅 来年12月 「やまがた蔵王」/現地で安全祈願祭

 また東北中央道山形上山インターチェンジにも近いため、駐車場は大型車を含め約380台分を確保、路線・高速バスの停留所も設ける。災害時には地域住民の避難場所になることも想定している。

山形市に初の道の駅 来年12月 「やまがた蔵王」/現地で安全祈願祭