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セピア色の風景帖

《セピア色の風景帖》 第98回 フラワーパーク花夢花夢

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 平成元年の夏、山形市蔵王成沢の山の斜面に大規模な植物園&レジャーパーク「花夢花夢」がオープンした。

《セピア色の風景帖》 第98回 フラワーパーク花夢花夢

 色とりどりの花が咲く植物園はその名の通り夢のような情景で、しつらえた観覧車やゴーカートコース、毎年夏に打ち上げる花火は麓からも眺められた。

 ただ入園料は1000円と高めで、一般にはやや敷居が高かった感は否めない。かつてのドリームランドがそうだったように、花が咲かない季節は客足もまばらだった。
 入園料を下げ、派手なテレビCMも流したが、経営の安定は難しかったとみられ、開園から20年たった平成21年12月に閉鎖されてしまった。
 観覧車やゴーカートコースは放置され、手入れされない庭園は草薮に埋もれていった。

《セピア色の風景帖》 第98回 フラワーパーク花夢花夢

 閉鎖の2年後、プロゴルファーの横峯さくら氏が資金を出して再興を目指す動きもあったが、話題だけが先行して実際に足を運ぶ人は多くなかったようだ。
 現在はゴルフ練習場と観光農園だけが生き残っている。 (F)

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