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今さら聞けない/嶋のシネコンって?

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 山形市で映画館を運営するムービーオンが13 日、山形市が整備中の嶋土地区画整理事事業地内に10スクリーンからなるシネマコンプレックス(複合映画館)を建設すると発表しました。うん?これって2年ぐらい前から噂になってた話?あとシネコンができたら七日町とか、霞城セントラルの地下にある映画館はどうなっちゃうの?好評の「今さら聞けないシリーズ」、今回は山形の映画館事情——。

今さら聞けない/嶋のシネコンって?

 ムービーオンの計画によると、嶋地区に建設するシネコンは総予算15億円をかけ来年4月のオープンを目指します。スクリーン数は10で、座席数は1424。東北には仙台市に12スクリーンを持つシネコンが2館ありますが、大半は7〜9スクリーンどまりで、10スクリーンは東北最大級になります。

当初は2年前に計画

 確かに、ムービーオンによる嶋地区でのシネコン建設計画は2年前にいったん浮上、当初は昨年中のオープンを予定していました。ですが土地の手当てや資金繰りの問題などで延び延びになり、今日に至ったというのが実情のようです。
 そもそもムービーオンという存在自体があまり知られていませんが、山形市七日町にある2つの映画館、「シネマ旭」「ミューズ」を運営している会社なのです。

ムービーオン宮崎合名を継承

 もともと山形市や酒田・鶴岡市の中心街で一手に映画興行を担っていたのは山形市の宮崎合名社でしたが、米沢市にオープンしたマイカルのシネコンや、山形市で単館系の映画館からスタートしたフォーラムや霞城セントラル地下にオープンしたソラリスなどに客足を奪われ、映画興行事業からの撤退を余儀なくされました。
 「このままでは山形市中心部から映画の灯が消えてしまう」という思いから、宮崎合名社から事業を引き継いだのがムービーオンです。事実上の経営主体はケーブルテレビ山形や書籍販売の八文字屋など。ただ、引き継いだものの駐車場のない中心街での展開はやはり難しく、一方でシネコン計画もズレ込んで赤字が続いていた模様です。

今さら聞けない/嶋のシネコンって?

競争は激化へ

 シネコン建設は満を持しての計画実現で、オープン後はフォーラムやソラリスとの顧客争奪戦が激化しそうです。
 ただ「中心街から映画の灯を消さない」との創業時の精神から「シネマ旭」「ミューズ」は存続するとしていますが、これに関しては流動的な要素が多そうです。

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