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蔵王温泉 老舗2旅館が休廃業

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 蔵王山に噴火警報(火口周辺危険)が出され風評被害の拡大が懸念されている蔵王温泉で、江戸時代から続く2つの老舗旅館が休業や廃業に追い込まれていたことが分かった。周辺の旅館や観光関係者らは「300年以上の歴史を刻んできた名門旅館の休廃業は寂しい」と表情を曇らせている。

蔵王温泉 老舗2旅館が休廃業

 2旅館は「山形屋旅館」(写真左)と「堺屋旅館」(写真右)で、いずれも蔵王温泉で屈指の歴史を持つ17旅館に数えられていた老舗。
 このうち山形屋は噴火警報が出される以前の3月末に廃業した。岡崎宏一社長は「80代になる両親が旅館を切り盛りしていたが、体力的に限界に近づいた」と話す。旅館は第三者に譲渡済みで、今後は関連施設「季の里」に経営資源を投入するという。

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 堺屋は5月6日の営業を最後に休業に踏み切った。若女将の岡崎恭子さんによれば、噴火警報以前から客足が伸び悩み、新規の予約は取らないことにしたという。「今後のことは未定」としているが、同社も関連施設「ヴァルトベルク」の運営に集中して取り組んでいく計画だ。

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