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多田木工 家具小売から撤退/ホームバリュー、45年の歴史に幕

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 多田木工製作所(天童市、多田順一社長)は家具小売事業から撤退し、特注家具事業と介護事業に特化していく方針を決めた。この一環で本社工場敷地内で1970年にオープンした家具小売店「多田木工ホームバリュー」を9月30日で閉鎖、地域から親しまれた同店は45年の歴史に幕を下ろす。

多田木工 家具小売から撤退/ホームバリュー、45年の歴史に幕

 同社は天童木工(天童市)に勤務していた初代社長の故・多田文雄氏が56年に創業。家具の製造から販売までを手がけ、最盛期の90年代には年間売上高は30億円台を記録した。だが直近はニトリ(札幌市)やスウェーデンが発祥のイケアなど大型量販店に押され、売上高は半分に低下、利益も圧迫されていた。
 家具小売事業からの撤退は経営再建に向けた中期3カ年計画の柱。107人の従業員は削減せず、公共施設などに納入している特注家具製造事業と、県内と宮城、青森の5カ所で展開する「ウエルランド」での介護用品のレンタル・販売事業に振り向ける。成長分野への特化で再建を図る。
 閉鎖するホームバリューの店舗面積は1万1500平方メートルで、駐車場を含めた総敷地面積は4万5000平方メートル。閉鎖後は商業施設などの誘致を働きかけていくという。

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