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丸八やたら漬が廃業へ/売上減やコロナ禍で

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 1885年(明治18年)創業の山形市の老舗漬物店「丸八やたら漬」(新関芳則社長、写真)が5月末で廃業する。慢性的な売上高の減少が主因で、2月以降の新型コロナウイルスの感染拡大による急激な落ち込みも打撃になった。廃業後に土地と建物はマンション業者に売却する計画で、国登録有形文化財の母屋と座敷蔵は解体される見通しだ。

丸八やたら漬が廃業へ/売上減やコロナ禍で

 同社は看板商品「やたら漬」を柱にピークとなる92年には4億5000万円の売上高を計上していたが、その後は需要の減退で減収が続き、直近は1億6000万円まで落ち込んでいた。
 敷地内の漬物工場を取り壊してフードコートとして整備する「羽州街道賑わい横丁整備事業」などに活路を求めたが、計画は資金難から具体化することなく力尽き、135年の歴史に幕を下ろすことになった。
 新関社長によれば、当初は観光客が増える山形花笠まつり終了後の廃業を考えていたが、新型コロナによる急激な売上高の落ち込みで時期を早めたという。従業員22人は解雇し、同社が再就職を支援するとしている。

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