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山形市の山形五堰 世界かんがい施設遺産に登録

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 山形市内を流れる「山形五堰(やまがたごせき)」が、歴史的なかんがい施設として認められる「世界かんがい施設遺産」に登録されることになった。

山形市の山形五堰 世界かんがい施設遺産に登録

 山形五堰は「笹堰(ささぜき)」「御殿堰(ごてんぜき)」「八ヶ郷堰(はっかごうぜき)」「宮町堰(みやまちぜき)」「双月堰(そうつきぜき)」の総称。約400年前、たびたび洪水を起こす馬見ヶ崎川の流れを変え、農業・生活用水を供給するために造られたとされる。全長は115キロで、市街地を網の目のように流れている堰は全国でも珍しいという。
 世界かんがい施設遺産は農業の発展に貢献し、技術的に優れた水路や堰などを保存するため、国際かんがい排水委員会(本部・インド)が建設から100年以上たった施設を対象に創設した。加盟国の申請を受け、同委員会が登録の可否を審査する。
 日本では47施設が登録されており、県内では2018年の「北楯大堰(きただておおぜき)」(庄内町)に続く2例目になる。

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