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日本人の性的活動

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 東京大学の研究チームが今年2月、20~49歳の日本人8000人を対象にオンラインで「日本人の性的行動に関する全国調査」を実施した結果を報告しています。

東大らが性行動を調査

 それによれば、男性の87.4%、女性の82.9%が異性愛者でした。男性では両性愛者が3.4%、同性愛者が2.0%、無性愛者が6.9%で、女性ではそれぞれ5.5%、0.9%、10.0%でした。
 過去に性交渉がない男性は19.8%、女性は15.3%で、この割合は男性では20~29歳で43.0%、40~49歳で7.4%、女性では20~29歳で29.7%、40~49歳で7.3%でした。

様々な実態が明らかに

 これまでの性的パートナー数の中央値は男性で4、女性で3。性交渉開始年齢の中央値は男女ともに20歳。過去1年間に週1回以上の性交渉があった人は男性で13.2%、女性で13.0%。過去1年間に性的パートナーがいない人は男性44.5%、女性45.3%でした。
 性生活については男性の23.1%、女性の27.8%が満足しており、男性の27.1%、女性の17.6%が満足していませんでした。

過去の調査と比べると

 同チームは1987~2015年にも1万1553~1万7850人を対象に行われた出生動向基本調査を用いて同様に解析しています。
 それによれば、1992年に生涯で性交渉経験のない18~39歳の男性は20.0%、女性は21.7%でしたが、2015年には男性25.8%、女性24.6%に増加していました。35~39歳では男性は5.5%から9.5%、女性は4.0%から8.9%に増加していました。
 調査項目や対象年齢の違いもあり、単純比較は難しいのですが、男女ともに性交渉未経験者が増加していることが示唆されます。

山形徳洲会病院院長

笹川 五十次(ささがわ いそじ)

1982年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業、86年同大学大学院修了後、ハワイ州立大学医学部を経て、04年に山形徳洲会病院副院長、08年から現職。日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医、日本透析医学会認定透析専門医、日本腎臓学会認定腎臓専門医。

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