山形コミュニティ新聞WEB版

真理子先生の女性のミカタ

子宮を守りましょう

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 子宮は妊娠や出産の場所であるのはもちろん、子宮頸がんで命を落とす方も大勢いらっしゃいます。女性にとって大切な子宮を守りましょう。

大切なのは検査と予防

 心がけたいことは検査と予防です。子宮頸がんは性交渉でヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することが原因です。
 山形市の場合、20歳以上で、今年偶数年齢になる方なら子宮頸がん検査の費用補助が受けられます。希望で同時にHPV検査を行うことも可能です。
 HPV検査の結果が陰性で、自覚症状もなければ次の検査は2年後で大丈夫です。昨年が偶数年齢で受けそびれた今年奇数年齢になる方も、役所で必要な手続きをすれば6月から両方とも補助を受けられます。

必要のない方も

 ただ、補助対象だからといって、性交渉経験のない人までが検査を受ける必要はありません。HPV感染や子宮頸がんにかかっているとは考えにくいからです。
 必要のない検査で不用意に身体を傷つけてしまう心配もあります。そういう方が希望された際には十分ご説明し、子宮頸がん予防ワクチンの接種のご案内をしています。

妊娠中でも検査を

 妊娠初期に母子手帳の交付を受けると、中に子宮頸がん検査の無料券が付いています。妊娠した子宮は柔らかく検査で出血しやすくなりますが、それでも検査は必要です。妊娠して初めて産婦人科にかかる方も多く、 時に異常な結果が出る場合も見逃さないために。

自治体に問い合わせを

 検査に対する補助制度は自治体により異なります。お住まいの市町村役場に確認し、検診を欠かさず受けましょう。大切な子宮を守るために。

真理子レディースクリニック

真理子レディースクリニック 院長

伊藤 真理子(いとう まりこ)

1986年山形大学医学部卒業。山大病院、篠田病院を経て2005年6月に真理子レディースクリニックを開業。日本産婦人科学会認定産婦人科専門医。

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