山形コミュニティ新聞WEB版

真理子先生の女性のミカタ

女性と貧血

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 女性に多い貧血とは、体内の組織に酸素を運ぶせ赤血球やヘモグロビンが減少して血液が薄くなった状態をいいます。

様々な症状が

 貧血の代表的な症状は、顔色の変化、動悸や息切れ、めまいやたちくらみ、冷えや肩こり、頭痛など様々です。
 貧血が女性に多い原因のひとつが出血を伴う月経の存在。特に出血量が多い「過多月経」になるとバランスが崩れて貧血になりやすくなります。
 月経だけでなく不正出血、妊娠や授乳、血液疾患なども貧血の原因になります。

大切な鉄分

 ヘモグロビンの合成には鉄が欠かせません。鉄はミネラルの一種で、鉄が不足するとヘモグロビンが十分に作られなくなり、貧血が生じやすくなります。このため、貧血のほとんどは「鉄欠乏性貧血」です。

 

 残念ながら鉄は体内で作ることができず、しかも代謝で毎日1ミリグラムほどが失われていくため、食事で鉄を補う必要があります。
 鉄を含む食材としては牛肉や豚肉、カツオやマグロ、アサリ、納豆、ヒジキ、小松菜などがあります。

顔色や瞼の裏で判別

 女性は一般的に貧血にはタフなので、自覚症状がない方も。また身体が貧血に慣れ、重症でも見過ごしている方が少なくありません。


 わかりやすいのが顔色。正常は桃色ですが、貧血になると青白く、重症では黄色くなります。また瞼の裏の色が赤ければ問題ありませんが、白くなったら要注意。治療としては内服薬だけでなく、鉄分の点滴などをする治療もあります。

婦人科を受診しましょう

 健康診断で貧血を指摘されたら、一度は産婦人科で診察を受けましょう。

真理子レディースクリニック

真理子レディースクリニック 院長

伊藤 真理子(いとう まりこ)

1986年山形大学医学部卒業。山大病院、篠田病院を経て2005年6月に真理子レディースクリニックを開業。日本産婦人科学会認定産婦人科専門医。

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