MYスタイル(山形市) 社長 伊藤 美智一さん

2020年12月11日
伊藤 美智一(いとう・みちかず) 1970年(昭和45年)生まれ。金井小、金井中から寒河江工高に進むも1年時に中退。飲食店などのアルバイトを経て18歳から鳶職になり、20歳の90年に鳶職を集めた伊藤工業を設立。その後、住宅リフォームへの進出を目指し2005年にMYスタイルを創業、10年に株式会社化する。リフォームを中心に8月からは新築住宅建設も手がけるようになり、3カ月で7棟を受注して業界を驚かせた。この11日に50歳に。
MYスタイル(山形市) 社長 伊藤 美智一さん

リフォーム業から新築住宅にも
  顧客満足にこだわったからこそ

――結構、複雑な育ち方をしてるんだよね。

高校中退、鳶職人に

 「男4人兄弟の長男で、俺だけが再婚した父親の連れ子だったのね。だから家の中で自然と浮いてたというか、居場所がなかったというか…」
 「高校に入ってタバコで停学を食らったんだけど、一緒に吸ってた仲間の処分が解けても俺には何の連絡もなく、学校に問い合わせたら『来なくていい』って(苦笑)」
――相当ワルかったんだろうな(苦笑)
 「家が裕福じゃなかったから、高校中退後はアルバイトに明け暮れて、稼げるということで18歳から鳶(とび)に。最初は1人で、そのうち人も雇って。当時は景気が良かったのでそれなりに儲かったよね」
 「その後、新規参入も増えて仕事が下火に。ただ鳶をやってると外壁とか塗装とかの仕事も分かってきて、そっちの方が面白いかなと」

リフォーム業に転身

 「職人を集めて日銭を稼ぐっていうやり方に限界を感じていたこともあり、ちゃんとした会社の体裁を整えようと外装リフォーム専業のMYスタイルを設立したのよね」
――リフォームって顧客トラブルも多くない?
 「正直、駆け出しのころはうちもありました。でも狭い山形で悪い評判が立ったらやっていけない。しかも零細会社で営業マンも少ないから、他社に勝つにはいい仕事をして、『あそこに頼めば安心』みたいに評価されて仕事を増やしていくしかないのかなと」
――ふ~ん。

顧客に評価され新築も

 「だから、顧客満足度にはこだわってる。仕事を地道にやってるうちに、お客さんから『室内のリフォームはやらないの』『水回りの工事を頼みたいんだけど』といった依頼が舞い込むようになり、今では増改築を含めた1棟フルリフォームを手掛けてます」
――最近は新築も!
 「みんなリフォームからのつながりで、すべてリピーター。だから、本当にお客さんには助けられてるよね」
――弊紙にも定期的に広告をいただいてます。
 「営業マンを雇うと考えれば広告料は安いと思うのよね。浮いた人件費を本業に回して、顧客満足度を高められればいいわけで。ましてコロナで今、人を使った営業は難しいじゃないですか」

近所付き合い

――最近、ご近所さんになったんだよね。
 「道路を挟んで目の前ですもんね」
――2日前もわが家で深夜まで一緒に飲んで、最後はほとんど記憶がないんだよなあ(苦笑)
 「俺はぜんぜん覚えてますよ(笑)」