第一貨物 山形市黄金に新物流拠点

2019年4月12日
 トラック貨物輸送の第一貨物(山形市、武藤幸規社長)は、山形中央インターチェンジ近くの黄金に新たな物流拠点を開設する。現在は市内3カ所に分散している拠点を集約し、業務の効率化を図るのが狙い。県から土地収用法の事業認定を受けて建設に着手し、2年後のオープンを目指す。事業費は約30億円を見込んでいる。
 第一貨物 山形市黄金に新物流拠点

 予定地は黄金の約3万9000平方メートルで、開発に向けすでに地権者15人と合意済み。一帯は開発行為が制限される農業振興地域・農用地区域だが、土地収用法に基づき、県から特別積合わせ貨物自動車運送事業として「公共の利益となる事業」と認定されれば農振除外や農地転用の手続きを経て、開発に着手する予定という。
 建設する建物は2階建て、延べ面積約2万平方メートルで、1階に完全インドア構造の荷さばき場、2階に一時保管スペースを設ける。
 市内にある同社の既存物流拠点は北町の「山形支店」「区域センター」と流通センターの「山形流通ターミナル」の3カ所。北町が集荷、流通センターが配達と業務が完全に分かれていることがネックになっており、業務の効率化を目指し過去に沼木地区、表蔵王などで物流拠点の集約を目指したが、当時の経済情勢などから見送らざるを得なかった経緯がある。
 新物流拠点の稼動後、既存3拠点は売却する予定。このうち商業地、住宅地にある約1万1000平方メートルの山形支店跡の開発の行方は注目を集めそうだ。