あなたの目 健康ですか?/(54)ドライアイ増加中

2012年9月14日
 ドライアイは過去に何度か紹介しましたが、最近はテレビや雑誌で取り上げられることも増えてきました。それだけドライアイで悩んでいる人が多いことの証左でもあるのでしょう。

何と3人に1人が!

 ある会社がドライアイの実態調査を実施したところ、なんと30%、つまり3人に1人がドライアイと診断されたそうです。1995年に800万人と推定されたドライアイ患者は最新の調査では2200万人ともいわれています。
 増加の原因は私たちを取り巻く視環境が大きく変化したことが挙げられます。

あなたの目 健康ですか?/(54)ドライアイ増加中

視環境の激変が原因

 以前はドライアイのリスクファクターといえば女性、加齢が代表的なものでした。最近ではこれにパソコン、エアコン、コンタクトレンズが加わりました(スマホも加わりそうですね)。
 オフィスでコンタクトをしてパソコンで仕事をしていて目に不快感を覚えた方はいらっしゃいませんか?それはドライアイの可能性が高く、そのまま放置していると目に傷がついてしまうかもしれません。
 
治療も進化中

 ただドライアイは増加していますが、ドライアイ治療も進歩しています。
 以前は人工涙液、ヒアルロン酸の点眼が主でしたが、日本から世界に発信しているジクアスやムコスタ点眼といった涙を増やす治療のほか、涙点プラグやコラーゲンプラグなどの涙をためる治療もあります。
 さらに「マイボーム腺機能不全」といって目の表面への油の分泌障害がある場合には目を特別な器具で温める治療などもあります。

眼科医に相談を

 この夏、目に不快感があった方は乾燥が一番辛い冬が来る前に眼科専門医に相談してください。


あなたの目 健康ですか?/(54)ドライアイ増加中
あなたの目 健康ですか?/(47)花粉症の初期療法
院長 高橋 義徳
プロフィール

(たかはし よしのり)1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。