コロナ関連融資「返済に不安」2割強/帝国データバンク調べ
2022年11月11日
帝国データバンク山形支店が実施した「新型コロナ関連融資に関する県内企業の意識調査」によれば、融資を「受けている」企業数は51.8%と半数を超える。受けている企業を規模別にみると、「小規模企業」が65.9%、「中小企業」が55.2%、「大企業」が25.0%だった。
8月時点で「5割以上返済している」企業は5.5%にとどまり、「返済は3割未満」という企業が64.4%を占める。24.7%が「これから返済する」としており、返済はこれから本格化することになる。
今後の見通しでは、「融資条件通り全額返済できる」が78.1%を占める一方、「返済が遅れる恐れがある」(8.2%)、「条件緩和を受けないと返済は難しい」(11.0%)、「返済のめどが立たない」(1.4%)など、返済に不安を抱いている企業が20.5%にのぼった。