コツを知ったら毎日楽しい 家事ラク講座《9》掃除機のこと(2)

2022年6月10日
 今回はまず、掃除機の歴史から紐解いていきましょう。
コツを知ったら毎日楽しい 家事ラク講座《9》掃除機のこと(2)

 世界初の電気掃除機が世に出たのは1901年のイギリスで、その大きさは馬車で運ぶほどのサイズだったとか。
 当時、欧米の各家庭にあるカーペットの掃除は年に1回、外に持ち出してゴミを叩き出すという重労働で、その発明は世界中で脚光を浴びるようになりました。
 日本では昭和初期の1931年、東芝の前身の芝浦製作所が縦型の掃除機を発売したのが最初とされます。ただ価格は110円と当時の小学校教員の初任給2か月分だったとか。
 また当時の日本の家屋にはカーペットは普及しておらず、床といえば畳と板間。払塵(はたき)や箒(ほうき)で事足りた時代で、掃除機がすぐさま普及することはありませんでした。
 それが戦後の復興期、高度成長時代を経て住居スタイルも欧米化が進み、床にはカーペットを敷くのが当たり前になりました。
 それに伴い掃除機も各家庭になくてはならない必需品になり、今ではハンディタイプやロボット型など、いろんな形式、様々なメリットを備えた掃除機が溢れています。

コツを知ったら毎日楽しい 家事ラク講座《9》掃除機のこと(2)

 以上、掃除機の歴史を簡単に振り返ってきましたが、掃除機の目的が微妙に変わってきていることにお気づきでしょうか?
 当初はお掃除の手間を抑え、効率的にゴミやほこりを取り除くことに主眼が置かれていましたが、今はアレルギーの原因になりかねないハウスダストの除去にも重きが置かれているようです。
 ハウスダストは、直径1ミリ以下で、軽くて宙に舞いやすいのが特徴で、具体的には砂、花粉、人間やペットの毛、フケ、皮膚片、食べかす、繊維のクズ、虫の死骸やフンなどです。
 ダニやカビ、細菌などはこのハウスダストが大好き。放っておくと室内が不衛生になるばかりか、人や動物が吸い込んだり触れたりすると鼻や目、肌、のどにアレルギーが生じることも。

 ダニが好む環境は温度20~30度、湿度60~80%と、梅雨の季節は最も発生しやすいシーズン。床やカーペットはもちろん、お布団にも掃除機をこまめにかける習慣をつけたいものです。


●きらめくお部屋をご提案するキラリスト BIBI(ビビ)
☆日本家事代行協会認定アドバイザー
☆ハウスキーピング協会認定クリンネスト