保険の基礎知識／No.01 労災保険の特別加入

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　労災保険は原則として、仕事中の災害に対して雇用労働者に治療費などが支払われる制度ですが、企業に雇用されていない個人事業主でも労災保険に入れる「特別加入制度」があります。

費用は自己負担

　特別加入が認められれば雇用労働者と同様、仕制度でしたが、昨今は働き方の多様化を後押しするためもあってか、厚生労働省が加入対象を積極的に広げています。

加入対象も増加中

　昨年から対象に加わったのは柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師など。厚労省によれば、これらの事業主は施術による腰痛や捻挫を訴える人が目立つほか、視覚障害者が多いため障害物に気づかず転倒してケガをするケースも多いそうです。
　また歯科技工士、フリーランスのＩＴ人材、俳優やアニメ声優などのほか、65～70歳で創業を目指す人、さらには走行中の事故が多いウーバーイーツや出前館のような宅配代行サービスの自転車配達員が加わったのも興味深いところです。