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税金の基礎知識

税金の基礎知識/(21)英・加の食品消費税

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 先の衆院選では、与野党から消費税の食料品税率を0%にする公約が掲げられましたが、世界の消費税はまるでクイズのようなものもあります。

 イギリスには消費税にあたる付加価値税(VAT)があり、スーパーで売られるパンなど「冷たい食品」は0%ですが、総菜など「温かい食品」なら標準税率の20%がかかります。

 過去に、店側は「焼きたてを並べているだけで、保温はしていない(自然に冷めていく)から非課税」と主張し、税務署と「これは温かい食べ物か否か」で大論争に発展したことがあります。

 結局、「意図的に温めて提供するか」が運命の分かれ道となるようです。

 カナダの消費税には「スナック菓子か、生活必需品(食料)か」のユニークな区別があります。

 ドーナツを1~5個買うと、それは「今すぐ食べるおやつ(スナック)」とみなされ課税されますが、6個以上まとめて買うと「家庭用の食料品」という扱いになり、非課税になるのです。

 ドーナツ店で「5個買うなら、もう1個買った方が安いよ!」とアドバイスされるのは、カナダならではの光景のようです。

鈴木僚税理士事務所 税理士

鈴木 僚(すずき りょう)

1988年(昭和63年)山形市生まれ。2018年に税理士資格取得。趣味はドライブ。

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