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天童オルゴール博物館 ライフアンサージが取得へ/結婚式場として利用

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 昨年6月に閉館した天童市の「天童オルゴール博物館」を冠婚葬祭のライフアンサージ(福島県郡山市)が取得し、結婚式場として利用する計画を進めていることが明らかになった。施設を所有する東北パイオニア(天童市)は当初、土地と建物、展示品を一括して購入してくれる売却先を探していたが、売却するのは土地と建物にとどまり、オルゴール博物館としての再生は見送られることになった。

天童オルゴール博物館 ライフアンサージが取得へ/結婚式場として利用

 両社は9月中旬に売買契約を締結済みで、8500平方メートルの土地と延べ床面積1000平方メートルの建物は9月29日に引き渡しとなる。
 オルゴール博物館は2000年6月に天童市貫津のわくわくランドにオープン。アンティークオルゴールや自動パイプオルガン、蓄音機など100点以上を展示し、毎年3~5万人の来場者を集める観光名所だったが、東北パイオニアが「企業の社会貢献という当初の使命を果たした」として開館から10年たった昨年6月13日に閉館した経緯がある。
 東北パイオニアでは当初、博物館の存続を念頭に施設の一括売却先を探していたが、経済情勢が好転しない中で名乗りを挙げるところはなく、最終的に分割売却に踏み切った模様。展示品に関しては引き続き売却先を探していくことになる。
 わくわくランドを管理・運営する天童市では「博物館としての再生が望ましかったが、買い手不在の状態が長期化することを考えればやむを得ない」(産業立地室)としている。
 ライフアンサージでは取得した建物に新たに200名収容の披露宴会場を併設し、結婚式場として来年秋のオープンを計画している。ブライダルサロンは12月1日にオープンする予定。同社は山形市松波で結婚式場「ベル・ブランシェ」を運営しており、結婚式場は県内2カ所目になる。
 同じ貫津の至近距離には天童ホテルが運営する結婚式場「アンジェリーナ」があり、天童市周辺での顧客争奪戦が激化しそうだ。

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