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山形市のうどん市 34年の歴史に幕

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 山形市東原町で1981年から営業していた「うどん市東原店(写真)」が2月11日で閉店した。ソバ店やラーメン店がひしめく山形にあって数少ないうどん専門店として親しまれていたが、店主の佐藤照子さん(69)が「体力の限界を感じ」、34年の歴史に幕を下ろした。

山形市のうどん市 34年の歴史に幕

 照子さんと好一さん夫婦が上山市で創業したのは79年。場所は映画「おくりびと」で主人公の実家「スナック和」として使われた建物。
 佐藤さん夫婦は2年後に現在の地に移るが、空き店舗は「おくりびと」が09年にアカデミー賞に輝いたことで「上山コンチェルト館」に生まれ変わり、国内外から多くの観光客が訪れている。
 東原町では周辺に山形大学もあり人気店に。うどん市は千葉が本部の全国チェーンだが、店舗運営のマニュアルは比較的緩く、地域に合わせた味やメニューを提供したことも地元に支持された。

山形市のうどん市 34年の歴史に幕

 他業者による七日町と南栄町のうどん市が廃業し、大型うどんチェーンが進出しても人気は衰えず、2年半前に好一さんが73歳でがんで他界した後は照子さんが女手ひとつで切り盛りしていた。
 そんな照子さんも最近は体の疲れを感じることがめっきり増えた。「頑張りもそろそろ限界。『流行ってるのにもったいない』と言われますが、惜しまれて辞めるのが花です」とニッコリ。

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