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「やまがたの地酒」で乾杯

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 食の宝庫とされる山形ですが、美味しい食事に欠かせないのが旨い酒。中でも山形市には歴史と伝統を誇る日本酒の蔵元が3つもあり、これからの季節は熟成された絶品の「秋あがり」が堪能できます。さあ、日本酒で乾杯しましょう!

「やまがたの地酒」で乾杯

 市内の蔵元は「寿虎屋酒造(ことぶきとらやしゅぞう)」「男山酒造(おとこやましゅぞう)」「秀鳳酒造場(しゅうほうしゅぞうじょう)」で、創業は江戸期から明治中期という老舗(しにせ)です。
 いずれも全国新酒鑑評会や清酒鑑評会で上位入賞の常連組です。

 なぜ山形市の地酒が旨(うま)いのかって?
 その秘密の第一は水。山々に囲まれた山形には原生林が多く、ここに雨や雪解け水が流れ込み、腐葉土(ふようど)や幾つもの地層を潜(くぐ)り抜けて澄んだ水にろ過されます。中でも蔵王山にはミネラルが豊富な花崗岩(かこうがん)の地層があり、口当たりの良いまろやかな水ができるというわけ。

 さらに、さらに、県が10年以上の年月をかけて開発した酒造好適米「出羽燦々(でわさんさん)」などを使っているので、他の追随を許さない旨い日本酒が世に送り出されるのです。

 さて、「秋あがり」は別名「ひやおろし」とも言います。酒米の収穫時期は通常の米と同様、秋。収穫した酒米は冬場に杜氏(とうじ)さんたちによって日本酒に仕上げられますが、すぐには出荷せず、夏を越すことで旨みが増すのだとか。別名にあるように、「冷や」で飲むのがおススメ。

「やまがたの地酒」で乾杯

 その「秋あがり」が各蔵元から出荷されるのが今の時期。日本酒版の「ボジョレーヌーボー」というわけで、この日を待ちわびている左党も多いとか。

 寿虎屋の「純米吟醸・出羽燦々」はフレッシュな香り、男山の「出羽豊穣(でわほうじょう)」はまろやかな口あたり、秀鳳の「美山錦(みやまにしき)」は落ちつきのある味わいが特徴です。
 というわけでやまがたの地酒で乾杯!昨年は「山形市日本酒で乾杯を推進する条例」も制定され、オール山形市で日本酒を盛り上げていく機運も高まっています。
 さあ、飲むべさ――。

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