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地場HC 冬の時代へ

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キング、HCから撤退/3店閉鎖、競争激化で
コマレオが再生法申請/負債額 今年最大の39億円

地場HC 冬の時代へ

キング、HCから撤退/3店閉鎖、競争激化で

 県内でホームセンター(HC)と釣具店を多店舗展開しているキング(東根市、猪股栄子社長)は、来年1月20日でHC事業から撤退する方針を決めた。県内進出が相次ぐ大手HCに押され、業績の低迷が続いていることが理由。
 事業撤退により「DSキング新庄店」「同尾花沢店」「同東根店」の3店は閉鎖する。閉鎖後の新庄店にはHC大手のDCMホーマック(札幌市)が入居するが、老朽化が進む尾花沢店、東根店の後継テナントは未定。HC事業の全従業員60人は解雇する。
 同社は前社長の猪股昭男氏が1984年に創業、87年に法人化した。HC「DSキング」と釣具店「自然満喫屋」の展開で26~28億円の売上高計上を続けているが、HC事業の採算悪化から直近は赤字に陥っていた。
 自然満喫屋のうちDSキング内で営業している3店は閉鎖するが、単独店の鶴岡店、天童店、山形北店、米沢店の営業は継続する。


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コマレオが再生法申請/負債額 今年最大の39億円

 県内外でHCやガソリンスタンドなどを多店舗展開するコマレオ(米沢市、後藤秋信社長)は14日、山形地裁に民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けた。帝国データバンク山形支店、東京商工リサーチ山形支店によれば負債額は約39億円で、県内の負債総額としては今年最大。
 同社の設立は1956年で、HCやスタンド、パチンコホール、酒類ディスカウント店などを幅広く展開、最盛期の96年には153億円の売上高を計上した。
 だが以降は競争激化などから売上高、利益とも減小傾向をたどり、最終的には県外大手に押されて採算割れが著しいHC部門の統廃合計画が不調に終わったことで自力再建を断念した。
 同社のホームページによれば、事業は継続し、同社商品券やプリペイドカードも引き続き利用できるという。


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県外大手HC 相次ぎ県内進出

 県外大手HCの相次ぐ進出により県内地場HCは冬の時代を迎えている。 東根市が発祥で最大手だったジョイは2007年にイオングループのサンデー(青森県八戸市)の傘下に入り、今年9月1日、同社に吸収合併されて解散した。20年度までに県内18店の「ジョイ」は「サンデー」に名称変更される。
 県外大手HCの県内進出は1983年のダイユーエイト(福島市)が第1号。その後コメリ(新潟市)、ムサシ(新潟県三条市)、業界首位のDCMホーマックが続いている。

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