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《おしえて!! 編集長》 山形の宝くじ事情って?

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 まもなく師走。師走といえば、年末恒例のジャンボ宝くじが全国各地で一斉に発売されます。私のまわりにも夢とロマンを抱いて発売を心待ちにしている人がいっぱい。そこで山形の宝くじ事情を、何でも知ってて頼りになる編集長に聞いてみました。

《おしえて!! 編集長》 山形の宝くじ事情って?

編集長は年末ジャンボ買うんですか。

一人当たり購入金額、全国47位!

 「ゴメン、年末ジャンボはおろか、宝くじって買ったことないの。でも調べましたよ。まずクエスチョン。山形県の1人当たりの宝くじ購入金額って、全国47都道府県の中で何番目だと思う?」

う〜ん、私は買いませんけど、父とかよく買ってますからね。(しばし黙考後)上位の方じゃないですか?

 「ファイナルアンサー?」

……。ファイナルアンサー


県民性が影響?

 「正解は47位!平成18年度の山形県での販売実績額は65億3800万円で鳥取、島根に次ぐ少なさ。これを人口割りした1人当たりの購入金額は5393円で全国で最も少ないんだ」
 「その理由としてよく指摘されるのは県民性。山形って教育県で人間は生真面目。で、射幸心を厳に戒める土壌があるっていうんだな」

《おしえて!! 編集長》 山形の宝くじ事情って?

へー、へー、へー、120へえ。でも何ですか、そのシャコーシンっていうの?

 「……。お前、山形東高から山大っていう経歴、詐称じゃないの?射幸心っていうのは偶然による利益を労せずに得ようとする心のこと。一般に東京や大阪とかの都市部の人は金離れがよくて、農業や漁業のウエートが高い地方都市の人は身を粉にして稼いだおカネを大事に使う風潮はあるっていうけど」

でもパチンコ好き

 「でも射幸心っていえばパチンコも似たようなもんだと思うんだけど、山形って昼間からテレビでパチンコのCMガンガン流してて、県外者の間では『山形のパチンコ好き』は有名だ」
 「一方で同じ地方都市でも高知なんか1人当たりの宝くじ購入金額は東京、大阪に次ぐ全国3位。まあ『土佐っぽ』は競輪・競馬、はては闘犬にまで血眼になるギャンブル好き集団だから(笑)」

う〜ん、謎が深まってきましたね。

珍説「山形水野藩」

 「山形県人が宝くじを買わないことの仮説をたててみたんだけど、宝くじって江戸時代に大流行して、『これでは額に汗して働く風潮が損なわれる』っていうんで、江戸末期に時の老中の水野忠邦が天保の改革で宝くじ禁止令を出したんだ」
 「天保の改革は結局は失敗して、失脚した忠邦の長男の忠精が浜松から山形に移封してくる。その水野家が山形藩主として幕末まで続いて、『江戸のカタキを山形で』っていうんで宝くじを冷遇した、ってのはどう?」

何か、違う感じがしますけど。

県外購入は盛ん?

 「ひとつ言えることは、山形で買っても当たらないっていう「迷信」はあったらしい。だから今でも県外出張に行く時は必ず奥さんから『宝くじ買ってきて』なんて言われる人が多いみたい」
 「今は潰れちゃったけど、お隣の福島県のいわき市に大黒屋っていう百貨店があって、ここの宝くじ売り場が「大黒様の宝くじ」として知られてて、山形県人も密かに買いに行ってたっていう説がある」
 「都道府県別の販売実績とか1人当たりの購入金額とかはあくまで売り場の実績だから、必ずしも全国で最も宝くじを買わない県民ということとイコールにはならない面はある」

ホントに山形で買っても当たらないんですか?


去年、億万長者が5人も!

 「調べてみて驚いたんだけど、去年は年末ジャンボで1等2億円が出たんだ。売り場は山形市桧町のヤマザワ北町店。1等だけじゃない。2等1億円も山形市本町のみずほ銀行山形支店、山形南高前にある東原宝くじショップ、新庄市の新庄マックスバリュチャンスセンターの3つの売り場で出た。去年はドリームジャンボでも1等2億円が山形市成沢西のヤマザワ成沢店で出たから、1年で億万長者が5人も出たことになる」

《おしえて!! 編集長》 山形の宝くじ事情って?

今年、ドリームでも2本

 「関係者の話を聞いてみると、『当たらない』っていう迷信を証明するように過去には1〜2等の当選者がゼロっていう年もあって、最高でも3本どまり。それが去年は大当たり」
 「これで運を使い果たしたと思ったら、どっこい今年もドリームジャンボで2等1億円が2本出てる。売り場はJR山形駅前の十字屋チャンスセンターと中山町のヤマザワ中山店だ」

し、知らなかった。でもヤマザワさんの店舗が多いですね。

ねらい目はヤマザワ?

 「店舗数が多いからなんだろうけど、確かに目立つね。しかし考えれば考えるほど腹立つよなあ。『ポイント10倍セール』とか『月の初めの元気市』とかで買い物に来たオバチャン(オジサン?)が労せずに1億、2億と手に入れて、こっちは汗水たらしてあくせく働いてるのに億なんて夢のまた夢(怒)」
 「これが東京の数寄屋橋の売り場とかだったらまだあきらめもつくけど、ヤマザワの各店舗なんてすぐ近所で、うちの新聞だって置いてるんだぜ。しかも当たったヤツはこのあたりに潜伏してるに違いない」

そんなに興奮しなくても……。よく言われますけど「買わなきゃ当たらない」んですからね。


収益金は一般財源に

 「宝くじの販売額のうち40%は収益金として発売元の地方自治体に配分される。この収益金は各自治体にとっては貴重な一般財源で、道路や橋などの公共事業に使われる」
 「平成18年度に山形県に入った収益金は26億円で、天童市の旧免許センター跡地に整備するグラウンドゴルフ場や、長井市の桜大橋の改修工事などに充てられている」

《おしえて!! 編集長》 山形の宝くじ事情って?

県、「せめて秋田並みに」

 「それでも宝くじ販売額は東北で1番少ないから、当然ながら収益金もドンジリ。これを人口114万人の秋田並みの35億円に引き上げるのが県の「悲願」で、みずほ銀といっしょになって関係方面に協力を呼びかけてる」

具体的には?


宝くじ付定期預金も

 「きらやか銀行が年末ジャンボを懸賞につけた定期預金を募集中で、この定期が登場するとジャンボの消化が大きく進むらしい。で、他の金融機関にも出すようにお願いしたりとか」
 「あと『ナンバーズ』『ロト』といった数字選択式の宝くじはみずほ銀の全ATM(現金自動預け払い機)でも買えるんだけど、みずほ銀の県内にあるATMは本町の1店だけ。これが他行ATMと相乗りできるようになると大きいだろうね」

ということで、会社から一番近いヤマザワ白山店にGO!

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