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《おしえて!編集長》つや姫デビュー10周年

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 新米の季節がやってきました。今年は天候に恵まれ作柄も上々とか。そして今年最大のトピックスは、山形県が誇る高級ブランド米の「つや姫」がデビューから10年目を迎えること。コメ余りという逆風下に船出しましたが、今や魚沼産コシヒカリに次ぐ地位を確立したつや姫、感慨深いですよね。

《おしえて!編集長》つや姫デビュー10周年

待ちに待った新米の季節ですね

 収穫量、過去最高? 

 「あらかた刈り入れも終わったようだね。県外の人や、ともすれば県内でも内陸の人は『山形の農産物』といえばサクランボをイメージしがちだけど、生産額でみると圧倒的に多いのはコメ。県内の2017年の農業生産額2441億円のうち、1位はコメの850億円で全体の35%、サクランボは2位で368億円、全体の15%だ」

今年は豊作が見込まれているとか。

 「まだ確定したわけじゃないものの、東北農政局が調べた9月15日現在の水稲作柄概況によると、県内の10アール当たりの収量(単収)は昨年を45キロ上回る625キロ。これは長野県と並んで全国1位で、現時点では過去最高になるらしい」
 「夏場は好天に恵まれたもんね。作況指数も『やや良』の105で、北海道や青森県と並んで全国で最も高いんだって。」

《おしえて!編集長》つや姫デビュー10周年

すご~い。

 概算金もアップ 

 「『豊作貧乏』って言葉があるように、豊作になると価格が下落して農家の収入は減ることが多いんだけど、今年はその心配もなさそうなんだ。JA全農山形が県内の各JAに支払う『概算金』は、つや姫が60キロ当たり1万6300円、デビュー2年目の雪若丸が1万3900円でともに前年の300円高、はえぬきも1万3000円と前年の100高に決まった」
 「JA全農山形によれば、全国的にコメの需給は緩んでいるにもかかわらず、首都圏などを中心に県内の3銘柄の人気は高いんだって。つや姫に至っては過去最高値だ」

そのつや姫、今年がデビュー10年目です!

 満を持したデビュー 

 「2010年からだからそうなるね。『はえぬき』『どまんなか』がデビューしたのが『べにばな国体』が開かれた1992年だったから、実に18年ぶりの新銘柄投入だった。県農業総合研究センター水田農業試験場で開発が始まったのはそのさらに12年前。改良に改良を重ね、まさに満を持してのデビューだったわけだ」

《おしえて!編集長》つや姫デビュー10周年

 美味しさを武器に 

 「倒伏しにくい、病虫害に強いといった特性に加え、何と言っても最大の強みは美味しさ。甘みや粘り、口当たりの良さはコシヒカリを上回っていて、当時のキャッチフレーズが『コシを抜かす美味しさ』っていうのが今思えば笑える」

順風満帆だったんですか?

 徹底したブランド化 

 「県やJA全農が音頭をとってブランド化戦略を徹底したからね。関係者が特に気を使ったのが、はえぬきのテツを踏まないことだった。はえぬきは美味しさは誰もが認めるものの、ネーミングや主として業務用に使われていたため不本意な評価を受けていたから」
「徹底したブランド化に取り組んだ結果、デビュー10年目のつや姫は魚沼産コシヒカリに次ぐ取引価格をつけるなど今や国内有数の高級ブランド米に成長した。作付面積も当初の4倍近い9500ヘクタールに広がってる」

イベントも目白押しですね。

 イベントも目白押し 

「9月17日には農業総合研究センターで吉村知事が10歳になる子どもたち15人と稲刈りをしてた。吉村知事は『令和の時代も愛されるお米にしたい』とあいさつしてたね」
 「10月9日にはつや姫のデビュー10周年を記念した『感謝の集い』がパレスグランデールで開かれた。第1部はつや姫のテレビCMに出演している作家の阿川佐和子さんと料亭『菊乃井』3代目当主の村田吉弘さん、「アルケッチャーノ」の奥田政行オーナーシェフによるトークセッション、第2部は交流会という構成で、締め切りの関係で模様をお伝えできないのは残念だけど、大いに盛り上がったはずだよ」
 「10月12日からはインスタでつや姫、雪若丸を応援するキャンペーンも始まる。プレゼントも当たるらしいぜ」

つや姫、頑張れ~。

《おしえて!編集長》つや姫デビュー10周年

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