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致道博物館(鶴岡市)企画展 酒井家に受け継がれし名品
国宝の刀剣などズラリ!

庄内藩は徳川四天王筆頭の酒井忠次を祖とし、廃藩置県まで酒井家が統治していたのは県民の多くが知るところ。そんな酒井家に伝わる文化財を展示する企画展「出羽庄内藩主酒井家 受け継がれし名品」が鶴岡市の致道博物館で開かれている。国宝の刀剣や絵画など約70点がズラリ!
武具では忠次が織田信長から譲り受けた「太刀(たち) 銘真光(めいさねみつ)」(国宝)、徳川家康から贈られた「太刀 銘信房作(のぶふささく)」(同)のほか、忠次所用の甲冑「色々威胴丸(いろいろおどしどうまる)」(重要文化財)、美術品では江戸時代中期の「尾州外山御屋敷之図(びしゅうとやまおやしきのず)」や中国南宋時代の天目茶碗などが見もの。
10月20日までの期間中は、オンラインゲーム「刀剣乱舞ONL1NE」とコラボしたパネル展示を行っている。
10月13日はNHK大河ドラマ「どうする家康」「べらぼう」の古文書考証を務めた大石泰史による講演会「古文書考証と歴史研究」を開催。第一線の戦国史研究者が徳川氏や今川氏と忠次との関係性を語る。定員150名。問い合わせは0235-22-1199。