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幕末の米沢藩士 雲井龍雄像が常安寺(米沢市)に

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 米沢藩出身の幕末の志士で、戊辰戦争の際に薩摩藩の不義を訴える「討薩檄」を記したことなどで知られる雲井龍雄(1844~71年)の銅像が米沢市の常安寺に建立され、20日に除幕式が行われた。

幕末の米沢藩士 雲井龍雄像が常安寺(米沢市)に

 建立したのは市民有志で組織するNPO法人雲井龍雄顕彰会で、約130センチの台座に立つ雲井像は等身大の約160センチ。左手に刀を握っているが、言論に訴えるようなたたずまいが印象的だ。
 下級武士の次男として生まれた雲井は幼いころから勉学にすぐれ、幕末の混乱期には藩を代表して活躍、「討薩檄」で奥羽越列藩同盟の士気を高めるなど新政府に批判的な立場を取った。戊辰戦争後は藩の推薦を受け、一時は集議員議員も務めた。
 議員辞職後、新政府の転覆を企てたとして27歳で処刑されるが、国の将来を憂い、死を賭して信念を貫く姿勢はその後の自由民権運動などにも影響を与えた。波乱に富んだ生涯は藤沢周平の小説「雲奔る」に描かれている。

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