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早くも五月人形商戦

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人形のかくに(河北町)150点がズラリ

 3月3日の桃の節句が過ぎ、人形店の次なる照準は5月5日の端午の節句に。五月人形商戦が早くも本格化している。

 創業が1860年(万延元年)という河北町谷地の「人形のかくに」では、県内最大級という270平方メートルの売り場に弓や刀がついた鎧かざりや兜かざりなど約150点がズラリと並ぶ。160有余年の歴史を持つ老舗だけに、遠方から訪れるお客さんも多いとか。

 歴史ブームを反映してか、伊達政宗、上杉謙信など実在した戦国武将をモチーフにした甲冑が人気で、中心価格帯は10万~15万円。

 新型コロナウイルスの影響で、来店した祖父母が娘とテレビ電話でやり取りしながら品定めするケースもあるという。

 6日、奥さんと一人息子の然くん(6カ月)の3人で寒河江市から来た川越伸耶さん(27)は「迷ってます。個人的には大きいのがカッコいいと思うけど、住宅事情を考えると…」と苦笑い。

 同店によれば、展示は6月上旬まで、商戦のピークは3月中旬から。問い合わせは0237-72-2012。

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