子宮頸がんワクチン
性交渉でヒトパピローマウイルス(HPV)に感染すると子宮頸がんを発症することがあります。HPVに感染した場合の治療薬はありませんが、HPVを予防するワクチンはあります。
WHOも「有効」と
子宮頸がんはHPVワクチンで約90%防げ、残り10%は検診で早期発見できると考えられています。世界保健機関(WHO)でも子宮頸がんは最も予防法が確立されているがんと位置付けていて、男女ともにワクチン接種が浸透している国や地域から子宮頸がんは排除されるという見通しを立てています。
なお、男性もHPVに感染すると尖圭(せんけい)コンジローマなどの性感染症のほか、肛門がんや中咽頭(ちゅういんとう)がんなどの原因に。
小6~高1は無料
国内ではHPVワクチンは定期接種として小学6年~高校1年は無料で受けられます。若い人は抗体のできる力が強く、副反応もより軽いと言われています。接種は3回ですが、15歳になる前日までに1回目を接種すれば2回の接種でも可能。
逆に言えば、2回の接種で済ませるためには14歳までに1回目を接種すればいいことになります。忙しい中学生になる前、卒業式が終わった春休みに1回目の接種をお考えになってはいかがでしょうか。

山形県は接種率1位
山形県は1月末時点で、高校1年のHPVワクチン接種率は全国1位です。ただ4人に1人は未接種です。3回無料にはなりませんが、3月中に1回だけでも無料接種しませんか。高校1年生は定期接種のラストチャンスです。
効果は生涯続きます
過去にワクチン接種を逃した高校2年生以上の女性が無料接種できる3年間のキャッチアップ制度は残念ながら終了しています。ただワクチンの効果は一生続きます。諦めて接種していない方もまだ遅くはありません。

真理子レディースクリニック 院長
伊藤 真理子(いとう まりこ)
1986年山形大学医学部卒業。山大病院、篠田病院を経て2005年6月に真理子レディースクリニックを開業。日本産婦人科学会認定産婦人科専門医。


