山形コミュニティ新聞WEB版

真理子先生の女性のミカタ

乳幼児期から思春期

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 子宮と卵巣を持って生まれた女性は、一生のうちに様々な体調の変化に見舞われます。今回からはその時々に気になる事柄をお話ししていきましょう。

愛児が女の子だったら

 生後間もない女の子で、少量の性器出血がみられることがまれにあります。これは子宮の中でお母さんから届いていた女性ホルモンが減ることで生じる「新生児月経」という現象で、生後3~5日目に始まることが多く、1週間程度で治まります。心配ありません。

 ただ乳幼児期でも膣から細菌が入り、おりものが汚れていたり、痒(かゆ)みやヒリヒリ感を訴える場合は要注意で、そんな場合は最寄りの婦人科に相談しましょう。

拭く時は「前から後ろ」

 この時期に保護者の皆様に心得ておいていただきたいことは、まず「排尿・排便の後は、前から後ろに拭く」ということを教えることです。「後ろから前」だと尿路感染症や細菌性膣炎になる可能性がありますので。

プライベートゾーン

 また、一般に〝プライベートゾーン〟と呼ばれる水着で隠れる場所と口は大切な場所です。「見ない、見せない、触らせない」ということを守らせてください。

 同時に「嫌だと感じたら嫌と言う、それができないときは逃げる」ということも繰り返し教えていただきたい大切なことでしょう。

初潮に向けての心得

 思春期になると乳房が膨らみ、乳首の先がデリケートになったり、乳腺(にゅうせん)がぐりぐりして痛みを訴えるお嬢様もいます。そろそろ初めての月経が近づいているのかもしれません。膣から出血が見られた場合の手当ての仕方もあらかじめ教えてあげておきましょう。

 もし学校で困ったら、保健室の先生が相談に乗ってくれることも含めアドバイスしてあげてください。お嬢様が、初めての出血でも学校などで不安になることがありませんように。

伊藤真理子先生

真理子レディースクリニック 院長

伊藤 真理子(いとう まりこ)

1986年山形大学医学部卒業。山大病院、篠田病院を経て2005年6月に真理子レディースクリニックを開業。日本産婦人科学会認定産婦人科専門医。

真理子レディースクリニック

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