片頭痛、食生活で改善を
片頭痛で辛い毎日を送っておられる方も少なくないはず。ほんの少し食生活を見直してみれば、症状が緩和できるかもしれませんよ!
空腹は症状悪化に
古来、片頭痛患者は空腹時に症状が現れるとされてきました。実際、最近の研究では、ラマダン(断食)に入ったイスラム教徒の脳内を調べると片頭痛の原因物質の一つであるCGRPが明らかに上昇していることが分かりました。
過度なダイエットなどで飢餓状態を作り出すことが片頭痛の症状悪化につながることは科学的にも証明されています。
症状改善に低脂肪食を

海外の調査では、片頭痛患者が低脂肪食(脂肪の割合20%以下)と通常食(25~30%)を食べた場合、頭痛回数、痛みの強さのいずれも低脂肪食を摂取したときの方が低いことが分かりました。
日本の調査でも、片頭痛の方は脂肪分の多い食事の摂取が多いことが報告されています。それと関連して、片頭痛患者さんはBMI(体格指数)が高いほど頭痛の回数が増えるという関係も認められています。
健康的な体重を保つことは、体にとっても片頭痛にとってもいい影響を与えそうです。
ビタミンB2に予防効果
片頭痛の予防にビタミンやマグネシウムが効果があるとされてきましたが、イギリスで昨年、20万人の片頭痛患者を13年間フォローした研究結果が報告されました。それによれば、ビタミンの中でも特にナイアシンとビタミンB2が片頭痛予防に有効とのことでした。
ナイアシンとビタミンB2を同時に摂取するにはマグロ、カツオ、サバなどの魚類のほか、レバーなどがお勧めです。
食生活の見直しを
食生活と片頭痛は密接に関わっており、問題があると感じた方は食生活を見直してみませんか?

TFメディカル 嶋北 内科・脳神経外科クリニック 医師
佐藤 篤(さとう あつし)
2002年山形大学医学部卒業。山大医学部附属病院、山形済生病院、済生館病院などを経て現職。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医。医学博士。
