税金の基礎知識
税金の基礎知識/(20)世界の消費税
日本でお酒やたばこに税金がかかるように、世界には一定の食品に対して課税する国々があります。
中でもユニークなのが、肥満を増加させ健康に影響を与える可能性のある飲食品に課税する「肥満税」です。
世界保健機関(WTO)は2016年、砂糖が添加された清涼飲料水に20%以上の税金を課せば、肥満、糖尿病、虫歯を抑制するような消費の削減が可能と提言しました。
砂糖だけでなく、塩分、飽和脂肪酸など、血液中のコレステロールや中性脂肪が基準値よりも高い「高脂血症」につながりかねない飲食品に対する課税を総称して肥満税と呼んでいます。
代表的なものとして、ルーマニアの「ジャンクフード税」、ハンガリーの「ポテトチップス税」、メキシコの「ジュース税」などがあります。
特定商品への課税には異論もありますが、課税する側には「健康対策」に加え、「医療費削減」「税収アップ」の〝一石三鳥〟の狙いもあるようです。
ただポテトチップス税は欧州という土地柄、無税の近隣諸国に買いに行く人が多く、効果がなかったため早々に廃止されたことを付記しておきます。

鈴木僚税理士事務所 税理士
鈴木 僚(すずき りょう)
1988年(昭和63年)山形市生まれ。2018年に税理士資格取得。趣味はドライブ。
