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山大×バイタルネット アプリ普及に向け提携
健康増進の一助に

健康アプリ「Well-Being(ウエルビーイング)YU」を提供する山形大Well-Being研究所は、東北を中心に医薬品卸業を展開するバイタルネット(仙台市)とアプリの利用拡大に向けた包括連携協定を締結した。
同アプリは食事や運動など毎日の生活習慣を入力すると、AI(人工知能)が反応して今後5年間のがんや脳卒中、要介護などのリスクを予測するスグレもの。昨年12月にLINEで無料公開、今月24日現在で2651人が利用登録している。
バイタルネットは今後、事業先で開催する健康教室の受講者らを対象にアプリの利用拡大を図るほか、地域ごとの健康課題を分析して施策の立案や普及啓発活動に役立てていくという。
締結式で同社の一條武社長(右)と固い握手を交わしているのは、アプリの開発を担当した今田恒夫医学部教授。ラーメンと健康との関係を調査して〝時の人〟になったご仁だが、本来の研究テーマは県民の健康増進。
今田教授は「ネットワークを広げて健康づくりの実効性を上げていきたい」と話している。