春のお彼岸特集

2022年3月11日
 春と秋のお彼岸は、お盆と並んで故人や先祖を想う大切な行事です。年間で最も過ごしやすいこの時期、家族でお墓参りに出掛け、故人を偲んでみてはいかがでしょう。
春のお彼岸特集

 春彼岸と秋彼岸 

 春彼岸は「春分の日」、秋彼岸は「秋分の日」を挟んでそれぞれ前後3日の7日間。初日が「彼岸の入り」、最終日が「彼岸の明け」で、春分の日と秋分の日は「中日(ちゅうにち)」といいます。

 お墓参りはいつ? 

 お彼岸の中日は「春分の日」「秋分の日」にあたり、家族そろってお墓参りをする人たちでにぎわいます。お参りする時期は彼岸中であればいつ行ってもかまいません。

春のお彼岸特集

 用意するものは? 

 お参りに用意するものは生花、線香、ロウソク、マッチ、供物、数珠、ゴミ袋、手桶など。
生花は洋風の花を供える方が増えてきましたが、バラなどトゲのある花は避けましょう。
 お供えしやすいようにバスケットなどにアレンジされたお花を使うのもOK。お花屋さんでお彼岸用であることを伝えたうえで花束やフラワーアレンジメントを相談してみるといいでしょう。

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 お参りがすめば 

 お参りがすめば、お供えの食べ物はその場でいただくか、必ず持ち帰りましょう。お線香は燃やし切ることを忘れずに。寺院で借りた用具はきちんと戻し、ひとこと挨拶して帰ることを心がけましょう。
 ふだん忙しくて行けないお墓参りですが、お彼岸の7日間は家族そろってお参りをし、故人を偲びたいものですね。

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 ぼたもち? おはぎ? 

 春彼岸と秋彼岸で子どもにとって楽しみなのは「おはぎ」と「ぼたもち」。ではおはぎとぼたもちの違いは?
 答えは春彼岸にいただくのが春の花「牡丹」にちなんだぼたもち、秋彼岸にいただくのが秋の花「萩」にちなんだおはぎ。どちらもモチ米とあんこで作りますが、ぼたもちはこしあん、おはぎは粒あんで作られることが多いようです。


数珠について

春のお彼岸特集

 葬儀、法事、墓参りの時に使う身近な仏具が数珠。起源には諸説ありますが、紀元2世紀ごろのインドで、数を計算するための道具として木草の実をつないで作られたという説が有力です。
 日本には中国から仏教が伝来したのと一緒に伝わり、「念仏やお題目を何回唱えたかを数える」という用途のほか、礼拝用としても使われるようになり、鎌倉時代には広く一般に普及しました。
 数珠は人間が持っている108の煩悩に由来して108の珠が基本とされます。その珠を1つ1つ数えながら念仏を唱えるために数珠という名前がついたのだとか。
 仏教的には「煩悩を消し去り、仏様の功徳を得られますように」との願いが込められています。