ヤマザワ 川西町メディカルタウンに進出/来年末にも ドラッグストアと営業

2021年6月25日
 川西町が町内の公立置賜総合病院の周辺で整備を進めている「メディカルタウン」の商業区域に、食品スーパーで県内最大手のヤマザワ(山形市)が進出することが複数の関係者への取材で分かった。開業は早ければ来年末とみられる。
ヤマザワ 川西町メディカルタウンに進出/来年末にも ドラッグストアと営業

 メディカルタウン計画は置賜総合病院の南側に当たる約9万7000平方メートルを重点整備区域とし、そこに住宅、商業施設、公共施設などを集中的に張りつけようというもの。400人程度の定住人口創出が狙いで、町では2023年度までの実現を目指している。
 このうち商業区域は東側の約3万7000平方メートルで、町と山形銀行、大和ハウス工業が連携してリーシング(テナント誘致活動)を行っている。
 ヤマザワが進出するのは1万2300平方メートルの敷地内で、同社の店舗とドラッグストアの店舗が別棟で営業する。ドラッグストアは2社が候補にのぼっているが、現時点では未定。
 他に商業区域では内科と整形外科のクリニック、調剤薬局の進出が決まっているほか、ビジネスホテル、ホームセンターも進出予定。
 ヤマザワでは今後、開発行為の申請と農地からの用途変更手続き、大規模小売店舗立地法の届け出などを済ませたうえで、秋口から店舗建設に着手するとみられる。
 同社の店舗数は山形と宮城両県で61。川西町には上小松に1992年開業の「川西店」がある。