大達(山形市)社長 尾崎 良さん

2021年2月12日
尾崎 良(おざき・りょう) 1977年(昭和52年)尾花沢市生まれ。地元中学から山形学院高に進み、卒業後、天童市や尾花沢市の工務店で大工として働く。24歳の時に独立、26歳の2003年、尾花沢市で仲間2人と大工工事を手掛ける「大達」を創業。その後に建築工事にも手を広げ、業務拡大に伴い10年に山形市銅町に山形営業所を開設した。15年に山形市桧町に本社を移転、自身も山形市に移り住む。44歳。
大達(山形市)社長 尾崎 良さん

「ありがとう」の言葉を励みに
  大工にこだわり高みを目指す

――この冬から除雪をお願いするようになってホントに大助かりで。
 「除雪は本業じゃないんですけどね(苦笑)」

地域貢献で自ら除雪

――頼めばすぐに来てくれるし、仕事は丁寧だし、料金も良心的だし。
 「除雪車はもとは自社用に7年前に購入したんですよ。そのうちに周囲の事業所さんから『うちもやって欲しい』という要望をいただくようになり、地域貢献の一環だと思って採算度外視でお引き受けしていたら、顧客やエリアがどんどん広がっていって…(苦笑)」
――社長自ら1人でやってるんだもんね。
 「社員には本業に専念してもらいたいですから。でも除雪を終えて『ありがとう』の言葉をもらった時は素直に嬉しいですね」
――そもそも大達さんってどんな会社なの?

稀有な職人集団

 「創業は18年前の2003年で、大工工事からスタートし、現在は建築工事との2つを生業にしてます。特に大工工事では専門の職人を大勢抱えているのが強みで、全社員15人のうち13人がボクを含め大工です」
――大工さんの集団?
 「木工作業が好きな連中ばかり。職人不足が深刻化する中で、これだけの大工をそろえているのは多分、工務店さんやハウスメーカーさんでも少ないと思う」
 「建築工事では得意の大工工事を足掛かりに、住宅1棟丸ごとの建設やリフォームをこなしてます。最近では山形市中心部のビルのオーナーさんからの依頼で、改修工事一式を請け負うことも。今後も大工と建築の2本柱で企業の付加価値を高めていこうと」
――大工部門って、言葉のイメージはよくないけど、いわゆる〝下請け〟ってことになるの?
 「そうなりますね」
――この先は建築部門を伸ばしていこうと?

大工部門をより強固に

 「実は、そうは思ってないんですよ。広告や宣伝をしてどんどん業務を拡大していくやり方はあまんまり好きじゃなくて、それよりは大工集団という他社にない強みを生かしていければ」
 「仕事内容で元請けさんから評価してもらい、地道に実績を積み上げていこうと。だから儲けは少なくても、大工部門をもっと強固なものにしていきたいですね」 
 「ボク自身は下請けという言葉に悪いイメージはなく、むしろ誇りに思ってます」
――ふ~ん。

仕事には誇り

 「やっぱり『ありがとう』と言ってもらえることが、やる気や励みにつながっていきますから」
――除雪の仕事ぶりを見てれば分かるような。